こんにちは!コウキです。
今回は『美容師の離職率が高い理由』についてお話していきます。
『担当していた美容師が、いきなりいなくなっちゃった…』
『担当が毎回いなくなるから、同じ美容室でもコロコロ変わる…』
『なんとなく【元美容師】って言ってる人が多い気がする…』
など、噂やイメージ的に離職率が高そう!と思いますよね?
まさにその通りなんです。
それも【異常】なくらい高いですよ。
一体なぜ、そんなにも離職率が高いのか…
その理由について見ていきましょう。
美容師の離職率はどのくらいなのか?
美容師の離職率に関して、驚きのデータが出ています。
なんと
1年目の離職率が約50%!
これは、1年目で『2人に1人』辞める計算になりますね。
そして
3年目になると、離職率はなんと約80%!
もはや『5人中4人』は辞めています。
それらも踏まえて
美容師が1つの店舗にとどまって働いている期間は【平均2年】
らしいです。
しかも実際
『もっと少ないんじゃないの…?』
と、僕は思ってしまいます。
本当に美容師の他店への移動、転職は多いんです。
もちろん当然、長く続ける人だって多いですが
辞める人は1か月もたない人も多いし、なんなら1日で辞めます。
というか
半日でいなくなるケースもあります。
(急に店内からいなくなってて荷物も消えていて、そのまま音信不通とか)
これらは要するに【バックレ】ですね。
美容業界は多いですよ。
バックレ率。
もうほとんど辞める時はバックレなんじゃないかって思います。
この事に関してはコチラの記事も
それと
面接合格後、初日に来ないパターンも多いです…。
参りますよね(笑)
離職率の話に戻りますが、
美容師10年目になると、離職・転職・退職率は92%です。
多いですね。
ですが、美容師をやっていると
『まぁ、こんなもんか』
と、割と誰もが納得すると思います。
では
何でこんなにも離職率が高いのか…
理由を見ていきましょう。
美容師の離職率が高い理由
これはハッキリ言って、
【割に合わず、待遇が悪い】
この一つの理由だけだと思います。
『やりがいがなくなった』とか
『他の仕事に興味を持った』
などの理由は省いていますよ。
では、
この【割に合わない待遇の悪さ】は主に下記の通りです。
・給料が安い
・自分の時間や休みが少ない
・福利厚生が悪すぎる
この3つが【割に合わない待遇の悪さ】の主な点です。
それぞれ簡単に見ていきます。
給料が安い
これに関しては、長くなってしまうので、
・スタイリスト
・アシスタント
別に、各記事で詳しく話ます。
基本給が、一般の平均よりも安く、
ボーナスも退職金も出ないところがほとんどで、住宅手当や補助などが一切出ません。
とだけ、今回の記事では伝えておきます。
自分の時間や休みが少ない
これは、こちらの記事で詳しく話してます。
→【実際の休日日数は】美容師って休みが少なそう…。連休・有給なし?
見てもらうと、
時間の少なさ・休日の少なさが一目瞭然です。
・拘束時間の長さ
・休日数の少なさ
・さらに少ない休日でさえも何かイベントがある
という事がわかります。
福利厚生が悪すぎる
個人店を除く【法人化している美容室】であれば、
社会保険の加入が義務付けられています。
しかし、
その中でも加入率は『3%』です。
もちろん
個人店は社会保険なんぞ入っていません。
『雇用保険』でさえ入っていない美容室がありますから。
それが
美容業界の『当たり前』なんです。
しかし、これに関しては、
『社会保険完備』を求人の『売り』にしている美容室も僅かですが増えています。
それに付け加えて、
ボーナス・退職金や
住宅手当・家族手当・補助など、
一切ないのも当たり前です。
(中には少額ながら貰えるところもあります)
例外
例外として
・手荒れ
・ヘルニア
などで『リタイア』を余儀なくされる美容師もいます。
本人に、ヤル気・続ける気があったとしても
仕方なく『リタイア』です。
やはり、
シャンプーやドライヤーの繰り返しで手が治らなかったり、
立ち仕事からのシャンプーで腰を痛めたり…
(手荒れに関しては、こちらも
→【美容師の手荒れ】冬はやっぱり荒れる?リタイアする人も…。)
最近の美容室は
・手荒れ防止の水
・手に優しいシャンプー剤の普及
・バックシャンプーの増加
・座ってでのシャンプー
といったように、対策を取っているので
多くはありませんが、このような場合もあります。
まとめ
・美容師の3年以内での離職率は80%
・理由は給料、休日、福利厚生での『割に合わない、待遇の悪さ』
・中には手荒れやヘルニアでの『リタイア』もある
という事になります。
美容師の離職率…やはり高いですね。
理由を見てもらえればわかりますが、
本当に美容の仕事が『好き』でなければ一生続けるのは難しいかもしれませんね。
それなりの【覚悟】が必要だと言えます。
とは言っても、
やはり『理想と現実』のギャップがありますから、年齢を重ねて初めてわかってくる事もありますよね。
…美容師に限らずですが。
また、基本的には待遇が悪いですが、
もちろん頑張って数字として良い結果が出せるようになれば
【給料面では素敵な金額】にする事も全然可能ですよ!
現に、稼いでいる美容師は『想像をはるかに上回る』給料をもらっている人もいます。
さて次の記事では、
こんなにも離職率が高い中、『辞めない』人はなぜ辞めないのか?
美容が『好き』という以外にも何か理由があるのか?
という事についてお話していきますね!
→【なぜ?】美容師の離職率が高い中…『辞めない』『続ける』人の理由
今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!