【コールドパーマのモチ】どのくらいもつの?なんで落ちてくるの?

パーマをかける女性

こんにちは!コウキです。

今回は『コールドパーマ(通常のパーマ)ってどのくらいもつの?』という事についてお話していきたいと思います。

 

前回は『パーマがかかる仕組み・工程・特徴』を見ていきました。

前回の記事はこちら

【不思議】パーマってなんでかかるの? 仕組みや工程・特徴について

 

今回の記事では

【コールドパーマ】を中心に話していきます。

 

それでは早速見ていきましょう。

髪質による基本的なパーマのかかりやすさ・もち具合

あくまで、基本的な

パーマのかかりやすさ・モチ具合は下記の通りです。

 

直毛 < クセ毛

硬毛 = 軟毛

太毛 = 細毛

撥水毛 < 吸水毛

 

となります。

 

ちなみに

【撥水毛】とは

水分を弾きやすく、髪が乾きにくい。

 

【吸水毛】は

水分を吸収しやすく、乾きやすいです。

自然乾燥でもどんどん乾いていきます。

 

また、

吸水毛の方はパーマのみならず、カラーリング、その他全てのダメージを受けやすく、

薬剤の浸透速度が速いです。

 

これらを踏まえた上で、パーマのモチ具合を見ていきましょう。

 

パーマは一体どのくらい【もつ】のか?

これはズバリ

髪質、ケアの仕方、パーマの強さ、パーマの種類により

結構、異なります。

 

ただ、それだと何の解決にもならないので、しっかりとご説明します。

 

大体ですが、

・大きめのゆるいウェーブ(ゆるふわ系など)

➜1ヵ月~2か月程(2か月経つ頃にはかなり弱くなってます)

 

・強めパーマ(細かい・きつめのリッジ系)

➜2か月~3か月程

 

くらいです。

 

ただ、これも

・髪質

・コンディション

・使用する薬剤によって変化します。

 

ですが、ケアをしっかりしていたり

パーマの種類、薬剤がしっかりとハマり、扱いにも慣れている方でしたら、それ以上のモチも期待できます。

 

ちなみに【デジタルパーマ】【縮毛矯正】はもっとモチます。

では、

一度かけたパーマはどのように落ちていくのかも見ていきましょう。

 

パーマはどのように落ちていくのか?

まず、パーマの強さは専門用語で

 

・S字カール

・C字カール

・J字カール

・I字カール

という表現をします。

 

これは、上から順番に『パーマのかかりの強さ』を表しています。

 

なんとなく、

ローマ字の部分がパーマの強さを表しているのを、お分かりいただけるかと思います。

 

S字はしっかりかかっていて、

I字はもはやストレートですね。

 

そして上から順番にパーマの強さが変化していきます。

(パーマが落ちてくるという意味)

 

基本的に、

美容師が今現在の時代で目安にしているのは

 

・S字カール…2ヵ月ちょっとのモチ

・C字カール…1ヵ月ちょっとのモチ

 

を目安にしています。

(もちろん一般的にですよ)

 

あ、ちなみにですが僕の場合はもうちょっとモチを良くします…(笑)

 

では今度は

『そもそも、なぜパーマは落ちていくのか』

を見ていきましょう。

 

なんで日が経つとパーマが落ちてくるのか?

この理由は

実は【キューティクル】にあるんです。

 

少しだけ想像力を働かせて頂きたいのですが、

キューティクルは鱗のように重なっています。

 

パーマ剤で髪にウェーブをかけると、

重なっている鱗状のキューティクルの外側は浮き上がり、

内側は圧迫されて押し潰されたような状態になってしまいますよね?

 

その状態でも日々、髪は伸びていきます。

その成長に合わせてキューティクルも真っ直ぐになろうとするんです。

 

しかも

髪がシャンプーなどで濡れると、

前回のお話で出てきた『水素結合』が切れて

外側のキューティクルの力が勝ってきます。

 

これが日々の

髪の成長やシャンプーをする度にパーマが落ちてきてしまうメカニズムです。

 

なんとなく想像は、できましたでしょうか?

 

まとめ

・パーマは日々の髪の成長やシャンプーで徐々に落ちていく

・パーマのかかり具合は髪質、コンディション、使用する薬剤、ケアの仕方、強さによって異なる

・大体

弱めパーマ…1~2ヵ月
強めパーマ…2~3ヵ月

・デジタルパーマ、縮毛矯正はもっと持つ

しかしそれぞれメリット・デメリットはある

 

という事になります。

 

あくまで個人差がありますが、

ケアの仕方等で、もっとモチがよくなったり

綺麗で艶のあるウェーブをキープできると思います。

 

それと一番大事なことですが、

パーマの強さはモチが良いからといって

『強めにかけた方がお得!』

というものでもありません。

 

それぞれ自分自身にあったヘアスタイルがありますから、

そこはあまり気にしない方がいいです。

 

また、パーマのケアの仕方等は、こちらをご覧下さい。

パーマヘアのスタイリング方法・お手入れ方法(コールドパーマ)

 

その他、関連記事です。

【気に入らない…】早くパーマを落とす方法ってあるの?

【カラーやパーマの料金】高い美容室の方が良い薬剤を使っているのか?

 

次の記事はこちらです

【デジパー】デジタルパーマって何? 通常のパーマとの違いは?

 

では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!