こんにちは!コウキです。
今回は『ヘアカラー part2』として『カラーリングはなんで染まるのか?』仕組みについてお話していきます。
【ヘアカラーの種類】についての前回の記事はこちら
→【色々あるの知ってた?】ヘアカラーの種類とメリット・デメリット!
普段、何気なくやっているヘアカラー。
ただカラー剤で、髪に色をつけているわけではないんですよね。
カラー剤を塗っている間、薬剤は色々な働きをしてくれているんです。
ヘアカラーが染まる仕組みを、早速見ていきましょう。
カラーリングの仕組み
ここでは一般的な
『オシャレ染め』と
『白髪染め』の仕組みについてお話していきます。
普通のカラー剤でも【ブリーチ】してるの!?
まず基本的に、この2種類には
『アルカリ剤』というものが配合されていて、
この『アルカリ剤』が、髪を明るくするのに必要なんです。
アルカリ剤の配合分量は、薬剤によって様々なので、
あなたの髪のダメージによって、このアルカリ作用を弱くしたりして、美容師が上手く調節します。
このアルカリ剤の作用の事を『ブリーチ力』と言います。
つまり、
普通のカラー剤でもブリーチしてるんです。
髪を明るくするにはこのブリーチ力が必要なんですね。
そして
このブリーチ力で、以前にお話した【メラニン】を壊していって、髪が明るくなっていくんです。
→【メラニン色素】地毛の色の違いはなんで?途中で変わったりするの?
じゃあ仕組みは?
この『オシャレ染め』『白髪染め』などの【アルカリタイプ】のヘアカラーは
薬剤が一剤、二剤に分かれていて、
その2種類をカップで混ぜることから始まります。
一剤…酸化染料、アルカリ剤、界面活性剤
二剤…過酸化水素
というものが配合されています。
そして一剤と二剤を混ぜて、髪に塗ると、実は3つの作用が起こります。
1,浸透
2,ブリーチ
3,発色
です。
これを具体的に…
1.一剤のアルカリ剤と界面活性剤の働きで薬剤に含まれる各成分が髪の内部に浸透する。
2,一剤のアルカリ剤と二剤の過酸化水素によって発生する強い酸化力でブリーチが起こり、髪が明るくなっていく。
(メラニンが壊されていく)
3,さらに酸化して、酸化染料が大きくなり、発色が始まる。
これが、カラーの染まる仕組みです。
これらの作用が、ほぼ同時に行われます。
特に3に関しては
元々、席いっぱいに、ぎゅうぎゅうに入って座っていた黒いメラニン達が消されていって、
そこの空いた空席に希望の色が着席していく感じです。
(座っていなくてもいいのですが…)
赤なら赤、黄色なら黄色、アッシュならアッシュの色が着席していきます。
そうして割合を希望の色に近づけていくわけです。
当然、
強いブリーチをして元々のメラニン達を消していって、
空席を増やしていった方が希望の色が着席する割合が増えるから、
より綺麗に見えてくるのです。
逆に
あまりメラニン達を消せないと、席が空かなくて希望の色の割合が少なく、
あまり綺麗な色が期待できません。
なので、ブリーチも肝心になってくるのです。
…にしても、この3つの作用がほぼ同時に行われるのって凄いですよね!
まとめ
・実は普通のカラー剤でもブリーチしている
・カラー剤を塗布すると、浸透、ブリーチ、発色の3つの作用がほぼ同時に行われる
・この3つの作用をまとめると、
各成分が髪の内部に浸透し、メラニンを壊して髪を明るくして、その壊されたメラニンの変わりに他の色(希望の色)が入ってくる。
という事になります。
カラーリングが染まる仕組みも、なかなか奥が深いです。
ただ希望する色を付けているだけじゃないんですね。
さて、カラーリングのメリット・デメリットや気になる点・注意点などは次回以降にお話させて頂きますね!
次の記事はこちらです
→ヘアカラーのメリットって何?【表情や印象も一発で変わる!】
先回りしたい方はこちらから
→ヘアカラーにデメリットってあるの?【根本のプリン?毛先の退色?】
→ヘアカラーの気になるコト・疑問点【顔回りのクリームやラップは?】
→ヘアカラーの注意点!【海・プール・温泉で髪色が抜ける?!】
今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!