こんにちは!コウキです。
今回は『将来、美容師になりたい…。でもやっぱり給料低いの?やっていける…?』という事についてお話していきます。
こちらは、高校生の方から頂いたご相談ですね。
わりと学生さんからのお問い合わせや、給料に関してのご質問は多いですね。
美容師=給料低い
という意見が、学生さんにも浸透しているのですね。(笑)
将来、美容師になりたいと考えている学生さんや、すでに美容学校に通っている方にも見てもらいたいお話になっています。
それでは早速見ていきましょう。
実際、美容師の給料は低いの?
まずこの問題ですね。
そもそも、美容師の給料は低いのか?
これ実際、事実です。
美容師は給料低いです。
間違いありません。
過去に「美容師アシスタント」の給料についてお話した記事があるので
そちらで詳しく解説しております。
美容師アシスタントというのは、まだカットができなくて
お客様を1人で担当できない状態のことですね。
美容室に行くと、最初に担当者がカウンセリング(あなたの髪の要望を聞く)をしますね。
その後、シャンプーなど人が変わる場合ってあるじゃないですか?
その人が美容師アシスタントです。
(まぁ違うスタイリストの可能性もなくはないですが…)
美容師アシスタントはまだまだ半人前で
主にシャンプーやカラー、パーマの手伝いや
掃除、片付けをしながら、練習をして美容師スタイリスト(カットできる人)を目指します。
美容師スタイリストになるまでは、数年(早くても3年~とか)かかります。
その間、給料はこんな感じですね。
じゃあ、美容師スタイリストになったら大きく稼げるの?
そして数年耐えて耐えて、ようやく美容師スタイリストになりました。
すると、給料はどうでしょうか?
当然、美容師アシスタントに比べたら上がるっちゃ上がりますが…
こちらをご覧ください。
→【年収の悩み】美容師スタイリストの給料は…?低すぎてヤバイ…。
スタイリストになっても、基本的にはめっちゃ低いです。
学生さんの場合、比較ができないのでちょっと難しいかもしれませんが
簡単に言うと、数年頑張ってスタイリストになった時の給料と
大学を卒業して社会人になって1年目のサラリーマンの給料が、ほぼ同じくらいだと思ってもらっていいです。
むしろ美容師はボーナスがない分
月収は同じくらいでも、年収では負けているかもしれませんね。
まぁ多少、大袈裟に言ってしまっているかもしれませんが
こんな感じなのは事実です。
スタイリストになったら『自分の売り上げ』が全てなので
お客様をたくさん担当して、自分を指名してもらって
『指名売り上げ』を稼がなければ、給料は上がりません。
あなたの年齢が上がっていっても、売り上げが上がらないままだと
一生、変わりません。
サラリーマンやOLさんみたいに
勤続年数や年齢での昇給はありませんから。
そんなんでやっていけるの?
一応、少ないながらもお給料を頂くわけですから
最低限の生活はできます。
ただ極貧生活を強いられている美容師も多いです。
それがいつまで続くか…
正直、生活水準が上がらない場合も多いです。
『それでも、やりがいがありそうだから、自分ならやっていける!』
と、美容師になって潰れていく人を何十人も見てきました。
やはり実際、キツイのです。
『美容師を辞めて、転職して良かった!』
『美容師にならなきゃよかった…』
なんて思っている人、星の数ほどいます。
追加で追い打ちをかけると
美容師アシスタントの頃って、カットの練習などで『ウィッグ(練習用のかつらみたいなやつ)』をほぼ毎日使うのですが
それはもちろん全額実費です。
会社負担ではありませんからね。
あなたの使うハサミなども、全額実費です。
あなたの練習のための講習も、もちろん実費。
ちなみに、これらに関しては
アシスタントを抜け出せば終了!じゃないですからね。
スタイリストになっても続きます。
その為、会社に借金する美容師も多いです。
額は50万~100万円とか、普通に借金する人多いです。
ウィッグが1体5000円だとして
月に30体頼めば『150000円』ですからね。
ただでさえ少ない給料から毎月、そんな額出せません。
あなたの家賃や光熱費、通信費や食費などありますからね。
なので、会社に借金をするわけです。
本当にこれ、珍しい話ではありませんからね。
それから、ハサミの値段はこちらです。
→美容師のハサミ(シザー)はいくらするの?【気になるお値段は…】
普通に高いです。(笑)
こんなにキツくて、続けている人はなんで…?
この話だけ聞くと、相当キツイですよね…?
あ、さらに美容師の休日はこんな感じです。
→美容師の休日の過ごし方は?撮影や講習で休み返上なの?~前編~
はい、めっちゃキツいです。(笑)
で、こんなにキツイのに続けている人ってなんで?
ってなりますよね?
やはり1番は『やりがい』ですね。
美容師って、本当に本当に好きじゃないとやってられないです。
一部インスタなどで、派手に生活をしている美容師もいますが
ほんの一部です。
9割以上の美容師が、たいした給料ももらえないまま生活しています。
やりがいがなければ、続けられません。
じゃあ『やりがい』って…?
こちらでお話しております。
→美容師がよく言う『やりがい』って一体何なの?どんな時に感じるの?
あとは
『本当は美容師辞めたい…』
『転職したい…』
と思っている人、多いです。
でも一歩、踏み出せなかったり
他の職業をやる自信がなかったり
なにをしていいかわからなかったり…
そのような人が多いです。
『せめてサロンを変えれば…』
と、サロンを変える人も多いです。
美容師って、すぐお店変わったりしますよね?
これは、そんな理由からです。
正直、ここまでで厳しいことしか言っていませんが
事実をありのままお話しただけです。
『生活はできますが、かなり厳しいと思うよ』
というのが結論です。
それでも
『やってみたい!』
『自分ならできる!』
と思ってくれるのなら、もしかしたら本当に美容師として上手くいくかもしれませんね。
まとめ
・美容師の給料が低いのは事実
・美容師アシスタントだけではなく、スタイリストになってからも低い
・生活は一応できるけど、結構きびしいよ
・この記事を最後までしっかり読んでも『それでも、やりたい!』と思ってくれるのなら、美容師として成功するかも…
という事になります。
まぁ美容師は大変な仕事ですよ。
もちろん、簡単な仕事なんてありませんが
あなたの技術のみならず、接客も必要ですし、長時間労働の立ち仕事なので体力も必要です。
その努力に見合わない待遇かもしれません。
とはいえ『美容師になりたい!』と言ってくれるのは
一美容師としては嬉しい限りです。
頑張ってもらいたいと思ってます。
それから最後に関連して下記の記事も見てもらいたいです。
→【ぶっちゃけ話】美容師になる or 目指すのはオススメ?実際どうなの?
では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!