ヘアカラーの時に髪が【濡れた状態】【乾いた状態】で染める違いは?

美容室 カラー 濡れた状態 乾いた状態

こんにちは!コウキです。

今回は『美容室でヘアカラーをする際、髪が【濡れた状態】【乾いた状態】で染める違いは?』という事についてお話していきます。

 

この【違い】というのは

・仕上がり

・美容師がどう考えて分けているのか

の2点です。

 

あなたも、ヘアカラーする際に同じ担当、同じような色にするのに、

一度髪を濡らすか、そのまま(乾いた状態で)塗り始めるか…

 

『あれっ、今日はそのまま染めるの?』

『今日は髪濡らすの?』

とか感じた事はありませんか?

 

今回は、その具体的な違いに迫っていきますね!

それでは早速見ていきましょう。

髪が『濡れた状態』『乾いた状態』で塗り分ける理由は?

これは、それぞれメリット・デメリットがあります。

 

なので、髪の状態が絶対に

『乾いてないとダメ!』

『濡れてないとダメ!』

と、いうわけではありません。

 

しかし、基本的には

【髪が乾いた状態の方が、綺麗に色味が入るし、明度(明るさ)も希望の明るさになりやすい】

のです。

 

要するに、

カラーの入り方が違う。

という事ですね。

 

…サラッと言いましたが、結構重要な事ですね。(笑)

 

しかし、

この差を美容師が『カラーの調合』で埋めるのです。

 

なので、仕上がりに差し支えはありません。

 

そうなのです…

察しが良いあなたは、ピン!ときているかもしれません。

 

髪が【濡れた状態】と【乾いた状態】で薬剤の調合を変えているのです。

同じ薬剤調合では仕上がりが変わってきてしまいますからね。

(狙った明るさ・色味が出ない場合も)

 

大事な事なので、もう一度言いますが、

仕上がりは変わりませんからね!

 

では、髪を濡らす理由なくない?

と思うかもしれませんが、

これにもしっかりとメリットがあるのです。

 

それぞれ見ていきましょう。

 

【乾いた髪】【濡れた髪】でのカラーのメリット・デメリット

乾いた髪

 

メリット

・色が綺麗に出やすい

・明るくする場合も、暗くする場合も狙った明るさになりやすい

・特に、明るくなりやすい(ハイトーンカラーがやりやすい)

・施術時間が早い

 

デメリット

・髪がロングの方、多毛の方の場合はかえって塗布時間がかかる

・髪が引っ掛かったり、絡まったりしやすい

・カラー剤の量が多く必要(お客さんには関係ないけど)

 

…なので、そのまま塗り初めても、

髪が絡まりにくそうな方や

かなり明るくする方など、

乾いた状態で塗る美容師が多いです。

 

ちなみに乾いた状態で塗る場合の方が、トータルの滞在時間でみると早く終わります。

 

濡れた髪

 

メリット

・カラーの塗布時間が早い

・髪が引っ掛かりにくい、絡みにくい

・髪のダメージが出にくい

・カラー剤の量が少量で済む(お客さんには関係ないですね)

 

デメリット

・意外と髪を濡らす時間が、タイムロスに繋がる

・希望の明るさ、色によってはカラーの調合が難しい

・明るくする場合、少し時間がかかる場合がある

 

…なので

ハイダメージな方や

髪がロングの方、多毛の方、塗布に時間がかかりそうな方などは

 

一度髪を濡らして施術した方が、塗りやすいし塗る時間が早いので、

一度髪を濡らす美容師が多い印象です。

 

塗布だけの時間で見たら、髪を濡らして塗布した方が早く塗れます。

 

つまり…

髪を一度濡らすか、乾いた状態で塗るかは

・髪の状態

(絡みやすいか、ダメージはあるか)

 

・色味、明るさ

(どのくらい明るくするか)

 

によって決めるわけですね。

 

あとは、実際にカット&カラーとかの組み合わせメニューで、

カットでバッサリと長さを切るなら、

 

髪を濡らしてカット→その濡れた状態のままカラー

など、他のメニュー、予約状況などにより、変わったりします。

 

美容師の好みも多少ありますね。

 

ちなみに僕は、リタッチでなければ、

髪を濡らしてからカラーする事が多いです。

 

それと、ワックスなどのスタイリング剤が付いていても、そのままカラーして大丈夫です。

 

これも心配する方が多いですが、心配しないで下さい。

これらの関連記事はこちらをご覧になって下さい

ヘアカラーの気になるコト・疑問点【顔回りのクリームやラップは?】

 

まとめ

・髪が【濡れた状態】【乾いた状態】だと、カラーの入り方が違ってくる

・しかし、美容師は髪の状態に合わせてカラーの調合をするので、仕上がりには影響は出ない

・それぞれメリット、デメリットがあり、髪の状態や仕上がりの色、明るさによって変わる

・他にも、他の施術メニューや、予約状況、ある程度のスタイリストの好みなどで、髪が濡れた状態か乾いた状態か変わってくる

 

という事になります。

 

これが、

ヘアカラーの際の、髪が【濡れた状態】か【乾いた状態】かの違いになります。

 

ちゃんと理由があるんですね。

きちんと考え、計算して施術に入っていますから、

普段と工程が違くても驚かないで下さいね!

 

次回は、

この【施術工程の違い】についてお話させて頂きますね!

 

今回の内容の関連記事はこちらです

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