【相談】30歳から美容師を目指すのは遅い…?

30歳から美容師を目指す

こんにちは!コウキです。

今回は『30歳から美容師を目指すのは遅い…?』という事についてお話していきます。

 

こちらは、ご相談頂いた内容になります。

30歳で、『美容師に転職したい…』とのことですね。

 

美容師って、結構若いイメージがありますし

あまり、年齢が上の人を見かけませんよね。

 

そういった点でも、

どうしても【年齢】が引っ掛かります。

 

やはり30歳から目指すのは、遅いのか…?

 

僕なりの考えをお伝えしていきますね。

30歳から美容師を目指すのは遅いか…?

早速、本題ですが

30歳から美容師を目指すのは、年齢的に厳しいか…?

 

単刀直入に言うと

かなり厳しいです。

 

すでに『美容師免許を持っている』

のなら、全然大丈夫ですが

 

全くの0の状態から目指す…

というのは、やはり現実的ではありませんし

 

そもそも、基本的に

給料や待遇の悪い美容師業界ですから

オススメしません。

 

現状の、あなたの職業よりも絶対に

年収や待遇が下がりますし

自分の時間もなくなります。

 

なぜ30歳からは厳しいか?

理由を見ていきます。

 

美容師は、まず『美容専門学校』を卒業しなければいけない

転職して、すぐに働けるような仕事であれば良いのですが

美容師は、そういうわけにもいきません。

 

まず2年間、専門学校へ行きます。

 

そして、国家試験を受け

卒業とともに、美容師免許を取得します。

(国家試験を落ちたら、半年後に再チャレンジ)

 

この時点で、大体32歳。

 

サロンに勤めて

アシスタントから始まり

スタイリストになるのに、早くて3年くらい。

 

この時に、35歳。

 

35歳で、若手スタイリストという扱いになります。

(美容師の【若手】というのは、年齢や見た目ではなく、【経験】で決まります)

 

個人差はありますが

美容師として、1番油の乗っている時期が35歳前後です。

 

35~40歳までは、まだまだ何となりますが

そこからが、さらに厳しくなってきます。

 

技術や接客が上手くないと

お客さんに選ばれなくなってくるのです。

 

『無理』ではありませんが

そこそこ『無謀』なチャレンジだとは思います。

 

生活が厳しくなる

間違いなく言えることですが

あなたの生活は、絶対に厳しくなります。

 

先ほどもお伝えしましたが

・給料

・待遇

・時間

 

全てが、厳しいです。

 

これらについて詳しくは、こちらの記事をご覧下さい。

美容師アシスタントの給料が厳しすぎる…【絶望的年収】

美容師の離職率が異常に高い理由! 一体なぜ辞めてくの…?

【実際の休日日数は】美容師って休みが少なそう…。連休・有給なし?

 

まだ年齢的に、20代中盤くらいであれば

そこまで気にせず頑張れますが

 

30を超えてからだと、厳しいです。

 

美容師は、年齢で給料が決まるものではありませんから

あくまで、スタイリストになって

売り上げを伸ばさないと、全然給料は増えません。

 

それに、練習時間や練習道具も

自分で確保しなければいけないので

 

・自分の時間

・お金

が、どんどんなくなります。

 

『本気で本気で、美容師をやりたい!』

という覚悟があれば、乗り切れるかもしれませんが

 

半端な覚悟だと

確実に後悔します。

 

人間関係も、大丈夫か?

多くの美容師は、

高校を卒業して、そのまま美容学校に入学します。

 

そして、卒業をして

サロンに勤め始めるのが、大体20歳。

 

あなたが、30歳から入学して、

サロンに勤めるころには、32歳。

 

つまり、

干支が1週分離れた人たちが、同期となるわけです。

(12歳差)

 

そして、

アシスタント2年目の、21歳以上くらいの人たちが

先輩になるわけです。

 

そんな中、やっていけるでしょうか?

 

これは、個々の問題ですが

僕の場合は、無理だと思います。

 

32歳でサロンに入社したのであれば

その時点で、先輩が『全員年下』というのも

おかしくはありません。

 

これも僕の場合になりますが

おそらく、お客さんの目線とかも気になりますし

なんとなく『輪に入れない』ような気がします。

 

まぁこれも

本人の努力次第ではありますが…。

 

一応、『無理』ではない

さんざんデメリットを言ってきましたが

『無理』ではありません。

 

ただ『厳しい』『ベリーハード』なのは間違いありません。

 

僕の先輩では、

『27歳から美容師を目指した』

という人がいます。

 

問題なくスタイリストをやっていますが

【27歳】と【30歳】の差は大きいです。

 

『自分の人生をまるっきりやり直す』

という覚悟は必要ですね。

 

正直、おすすめはしませんが

『美容師になる!』と決めたのであれば

応援します。

 

まとめ

・30歳から美容師を目指すのは、正直厳しい

・年収が下がり、待遇が悪くなり、自分の時間がなくなる

・それに、未来が見えずらい

・決して、無理ではないが無謀

 

という事になります。

 

ちょっと厳しく言ってしまって申し訳ないですが

現実的なことをお話しました。

 

上記の別記事同様

美容師としての職業の【厳しさ】は

他の色々な記事でお話していますので

ぜひご覧になってから、よく考えて見て下さい。

ズバリ、美容室はどのお店も全体的にブラック企業なのか?

【本音】美容師の『辞め時』について考えてみる

美容師に『向いてる人』と『向いてない人』の特徴や性格10選

美容師に憧れる学生さんへ【決意と覚悟が必要です】

【本音】美容師の魅力とは?たまには良い面を語ってみる。

 

では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!

次の記事はこちらです

親が美容師の家庭の子どもは、将来絶対に美容師になるのか?