こんにちは!コウキです。
今回は『地毛の色』についてお話していきます。
日本人なのに
・地毛の色が茶色
もしくは
・明るめの人
・地毛が真っ黒の人
・『途中で変わったかも…?』という人
色々な人がいますが、
そもそも地毛の色はどうやって決まるのか?
本当に途中で変わったりするのか?
その辺の疑問を見ていきましょう。
コンテンツ
そもそも地毛の色はどうやって決まるの?
地毛の【明るさ】【色】は
基本的に、日本人は黒髪という印象ですよね?
でも、外国人だと金髪などいます。
地毛の髪色は、どのように決まるのでしょうか?
それは
『メラニン色素』の種類と量によって決まります。
メラニン色素という言葉は聞いた事があるのではないでしょうか?
では、メラニン色素について簡単に見ていきましょう。
メラニン色素とは?
メラニン色素は【髪】だけでなく【皮膚】にも含まれます。
それぞれ
【色素細胞】という細胞において、
アミノ酸の一種である【チロシン】というものを原料として、
合成酵素の作用によって作り出されます。
そして、この『メラニン』が多いほど、髪や皮膚が黒くなります。
それと、
これはなかなか難しい原理なのですが、
この色素が大きくなったり量が多くなると光を吸収して髪は黒く見えます。
逆に色素が少ないと、
光の乱反射により白っぽく見えるのです。
…んー、これは難しいですよね。
メラニン色素の種類と量
メラニン色素には実は2種類あります。
・ユウメラニン
・フェオメラニン
この2種類の量のバランスによって髪の色が決まります。
・ユウメラニン…黒~褐色を作り出す。
・フェオメラニン…黄~赤色を作り出す。
そしてそれぞれのバランスで
・黒髪…ユウメラニンが多い
・赤髪…フェオメラニンが多い
・ブロンド毛(金髪)…ユウメラニンもフェオメラニンも少ない
このようになります。
メラニン色素の役割
メラニン色素は
有害な紫外線(UV)を吸収して、頭皮や身体を守る働きがあります。
しかし、
紫外線から身代わりとなって守ってくれる分、紫外線に当たり過ぎるとメラニン色素が破壊されていきます。
(髪色が明るくなっていく)
地毛は外国人となぜ違うのか?
これはまず、
同じ日本国内だけでも【生まれた場所】【育った環境】により、髪色に違いが出ます。
南の沖縄・九州エリアは紫外線量が多いので、
髪の赤味が強く、髪の太さも太い傾向にあります。
結果、
髪が黒く見えます。
さらに、地球全体で見ると
赤道直下の国々では髪も肌も黒くなり、髪のクセも強くなる傾向があります。
これは、紫外線から頭皮や身体を守るためなんですね。
そして、反対に
北欧やロシアなどの北の方の国々の人は紫外線量が少ないので、
頭皮や身体を紫外線から守る必要はなく、髪もブロンド毛になる傾向にあるということです。
…北欧の方のブロンド毛に憧れる人は多いですよね。
んー、羨ましいです。(笑)
途中で変わったりするのか?
以上のことから、
環境の変化で変わったりします。
しかし、劇的には変わりません。
逆に、
紫外線の強いところへ移動して、髪が明るくなった。
というようなケースがありますが、一概に地毛の色が変わったと言い切れません。
例えば、
紫外線の強いところへ移動すると、肌は日焼けしますよね?
それと同じで、髪も日焼けしてるだけの可能性もあるのです。
生えてくる毛が真っ黒でも、
伸びてくる段階で髪が日焼けして明るくなっていくのです。
しかし、
ずっとそのような環境にいれば、体の組織が適応しようとして、
メラニン色素を作用させ、
体全体の毛量が多くなったり、太くなったり、髪でいえば、さらに黒くなったりする場合もあります。
まとめ
・地毛の色は、メラニン色素の種類と量によって決まる
・メラニン色素は紫外線から頭皮や身体を守ってくれる役割
・なので紫外線量によっても作られるメラニン量が違ってくる
・環境により作られるメラニン量が変化するので、生まれた場所、育った環境、暮らしていく場所により変化する
という事になります。
地毛の色の違いは【メラニン色素】で決まってくるんですね。
なんとなく、メラニンという言葉は聞いた事があっても、
深くは知らなかったんじゃないでしょうか?
このメラニンは、
『カラーリングの原理』にも非常に重要になってきます。
そのお話は、次回以降の記事でご説明していきますね!
次の記事はこちらです
→【色々あるの知ってた?】ヘアカラーの種類とメリット・デメリット!
今回の内容の関連記事はこちらです
→【髪・カラーのこと】根本のプリンを放置していいのは何か月まで?
→『小学生のカラーが断られた…』まだダメです。我慢しましょう。
→どうして白髪になるの?原因や対策は?【もう元の黒髪に戻らない?】
今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!