こんにちは!コウキです。
今回は『高いハサミを使っている美容師はカットが上手いのか?』という事についてお話していきます。
美容師のハサミの値段はピンキリです。
まずは、こちらの記事をご覧下さい。
ハサミの価格帯について書いています。
→美容師のハサミ(シザー)はいくらするの?【気になるお値段は…】
安いもので1万円くらい
高いものだと30万円くらいするものも!
本当にピンキリですね。
では、高いハサミを使うという事は、こだわりがありそう。
何となく上手そう。
というイメージがあると思います。
その辺の本音をお話していきますね!
それでは早速見ていきましょう。
どの価格から【高いハサミ】なのか?
ハサミは大体1万円~30万円。
これだけピンキリだと、
一体どの価格から【高いハサミ】となるのか?
これは、僕個人的には
(というか、むしろ一般的?)
【10万円以上するハサミは、高いハサミ!】
という事でいいと思います。
どの美容師も納得してくれると思います。(笑)
最初にも記載しましたが、ハサミの詳しい価格帯の話は、別記事をご覧下さい。
→美容師のハサミ(シザー)はいくらするの?【気になるお値段は…】
おそらく10万円付近のハサミ
10万円はいかずとも、8~9万円くらいのハサミは
美容師誰もが1丁は持っていると思います。
高いハサミを使っている美容師はカットが上手い?!
では、先に結論です。
これは…
関係ないです。
技術の上手さには、一切関係ありません。
それどころか、高いハサミを使っているという事は、
『こだわりが強いのか?』
という話でも…
これまた、関係ありません。
はい
いっっっさい!関係ありません。
そもそも、美容師はみんな少なからず、こだわりがあります。
高いハサミを買うからといって、こだわりが人一倍強いとも思いません。
そもそも、ハサミは
自分の手に馴染むか…
という、いわゆる【相性】も大事になってきます。
もちろん、
切る用途や
目的の切り方に適したハサミというのも存在しますが
ハサミの切れ味や、機能的な部分においては、
正直10万円以下でも充分です。
ちなみに
スワロフスキーとか、所属するお店や自分のイニシャルの刻印
その他のオプションをオーダーすると、もちろん高くなります。
それは【こだわり】かもしれませんが、
【自己満足】や
【モチベーション】のアップや維持の為の手段なので
お客さんの髪には関係ありません。
まぁモチベーションが上がって、やる気が出てお客さんに良い技術を提供できる…
という考えもありますが
最初だけですよね。
下手したら、
その程度のヤル気というのは、1日で終わっちゃう人もいるんじゃないでしょうか?
1週間持てばいい方ですね。
モチベーションが下がった時に、
苦労してオーダーして買った刻印を見て
何とかモチベーションを取り戻す…
それも素敵ですが、
あくまで自分のマインドのコントロールにしか過ぎませんよね。
それよりも、
人一倍練習して技術を磨いて結果を出した方が
よっぽどモチベーション維持に繋がります。
人それぞれですがね。
…話がそれてきてしまったので、戻します。
つまり、
高いハサミを使っているからと言って、技術が上手いとは限らないという事です。
しかし、
あまりに安いハサミしか持っていない人はどうかな?
と思います。
安すぎるハサミしか持っていない人は下手かも…
これは正直わかりませんが…。
例えば、
スタイリストで1万円代のハサミしか持っていない人は下手かもしれません。
理由は、
目的とする切り方の為のハサミや、
少々切れ味が良くて長持ちするハサミは1万円代じゃ買えないからです。
低価格のハサミは、すぐ切れ味が悪くなります。
なので、
ハサミの研ぎを、業者に頻繁に出さなくてはいけません。
1万円代のハサミしか持っていなくて、節約しまくっている人は
そんなにマメにハサミの研ぎを出しているとは考えられません。
なのでずっと、切れ味の悪いハサミで頑張っていると思います。
ちなみに、
すごく簡単に説明すると
切れ味の悪いハサミで髪を切ると、髪が痛みます。
(詳しい説明は、ここではしません)
ただし、
切れ味が少々悪いハサミの方が、髪を痛めない切り方というのも存在します。
(これもここでは説明しませんが、突っ込まれると嫌なので、一応言っておきます)
なので、
技術が下手…というよりも、
お客さんの満足度が低いと思います。
でも正直、これはわかりません。
ただの僕の予想です。
だって、
1万円代のハサミしか持っていないスタイリストなんて、周りにいませんから…。(笑)
話が極端過ぎましたね。(笑)
カットが上手い人でも下手な人でも…
カットが上手い人で、3万円強~5万円くらいのハサミを使っている人もいれば
カットが下手な人で、10万円くらいのハサミしか使わない人もいます。
もちろん、美容師から見ても、お客さんの支持率から見ても
売り上げなども数字から見ても、
それは一目瞭然です。
ただ、
上手い人が10万円以上のハサミを使っている場合も全然ありますし…
わからないですよね。
なので、カットの上手さとハサミの値段は
全然関係ない
という事ですね。
まとめ
・カットの上手さとハサミの価格は全然関係ない
・あまりに安すぎるハサミ(1万円代とか)しか持っていない人は、もしかしたら、下手かも…
というか、そのくらいの価格のハサミだと正直切りにくい
・ハサミの価格は、美容師のモチベーション維持の為に
あえて高いハサミを使う場合もある
という事になります。
カットの上手さは、ハサミの価格に比例する。
と思っている人もいたと思いますが、
それは全力で否定します。
もちろん、
高いハサミというのは、機能的に見ても素晴らしいです。
しかしその機能面は、ある一定のラインを超えると、そこまで変化しません。
あとはデザイン料ですね。
デザインというのも、お客さんに関係なく、
美容師のモチベーション維持の為のものですからね。
今回の内容の関連記事はこちらです
→お客さん(人)の髪と、ウィッグ(マネキン)の髪を切るハサミは別です
→美容師のハサミの使い分けはなんで?落としたら使えないって本当?
→ウェットカットかドライカットか、美容師に切り方を指定できるの?
→カットが速い美容師は上手いのか?スピードとカット技術は関係ある?
では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!
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