美容室の『施術料金』は今のままでいいの?【終わらない価格競争】

美容室の施術料金 今のままでいいの?

こんにちは!コウキです。

今回は『美容室の施術料金は、今のままでいいの?』という事についてお話していきます。

 

こちらは、美容師向けのお話になります。

 

美容室の価格(施術料金)って、年々下がっていますよね。

あなたの勤務しているサロンはどうでしょうか?

 

激戦区であればあるだけ

カットやカラーなど、1つ1つの単価は低いですよね。

 

…というか、価格競争に巻き込まれ

下げていきますよね。

 

しかし、このままでいいのでしょうか?

 

今回は、美容室の施術料金について考えていきます。

それでは早速見ていきましょう。

基本的に、価格は下げない方がいい

カットやカラーリングなどの価格は

基本的に下げない方が、絶対に良いです。

 

『そんなこと、わかっているよ!』

と、思いますよね。

 

しかし、わかっていても

追い込まれたら、下げてしまうのです。

 

もちろん、その判断が悪いとは言いませんが

キリがありません。

 

価格を下げるのは

最終手段中の、最終手段です。

 

1度下げたら、元に戻せませんからね。

 

しかし、価格競争に巻き込まれる…

しかし、価格競争に巻き込まれてしまいます。

 

年々、増え続ける美容室…

しかも、

最初の設定が、いきなり安い美容室もあります。

(業務委託サロンなど)

 

そして、周りが価格を下げ

あなたのサロンも無理矢理下げることに…

 

一時期の売り上げはいいかもしれませんが

さらに他のサロンも対策をしてきて

また売り上げが下がり…

 

客数をこなさなければいけないし

スタッフの給料は変わらないし

モチベーションは下がる一方です。

 

そして、スタッフ不足…

 

まだまだ言いたい事はありますが

ザッと、このような流れが容易に想像できてしまいます。

 

価格を下げてはいけない理由も見ていきましょう。

 

絶対に、価格を下げてはいけない理由

・スタッフのモチベーション低下

・お店のキャパオーバー

・客層が悪くなる

・スタッフの技術レベルも下がる

 

主に、この4つですね。

簡単に1つずつ見ていきます。

 

スタッフのモチベーション低下

これは、上記で説明した通りですね。

 

自分の技術の値段が下げられるわけです。

職人ですから、当然『嫌』ですよね。

 

それに、価格を下げれば

一時期は、ほぼ確実に客数は増えます。

 

『自分の技術を安売りしている』

のに、【価格】で選ばれてきているお客さんもいるはずなので

リピート率が良くなるかは、わかりません。

 

お店のキャパオーバー

単価を下げるとしたら

客数をこなさなければ、いけません。

 

お店の広さや、セット面の数

スタッフ数などから、キャパオーバーになる可能性もあります。

 

当然、お客さんを待たせる機会も増えますね。

 

すると、今まで気に行って来てくれてたお客さんは

どう思うでしょうか?

 

価格は下がっても

当然、満足度は下がります。

 

なぜなら、そのお客さんは

今までは『その価格でも通ってくれていた』

わけで、価格を下げること自体は

その方の中では、満足度に直結しないからです。

 

『価格ではない』部分を

きちんと見てくれるお客さんもいるので

その方を、まずは大切にしなくてはいけませんよね。

 

客層が悪くなる

ハッキリ言って

価格を安くすると、客層が悪くなります。

 

申し訳ないですが。

 

『この価格で、そこまでのサービスを求める?!』

なんて機会が、絶対に増えますよ。

 

スタッフの技術レベルも下がる

価格を下げると、スタッフのモチベーションが下がり

技術レベルも下がります。

 

『価格も下がったんだし、こんな感じでいいや』

なんて思うスタイリストが出てきます。

 

すると、

お客さんとのトラブルの元になります。

 

客層も悪くなっていますし、スタッフも妥協することになり

お店自体が、決して良いサロンになることはありません。

 

では、どうすればいいか?

では、どうすればいいか?

 

『価格を下げる』以外で

 

・何か特別(オリジナル)なサービスを追加する

・集客モデルを考え直す

 

この2つですね。

 

オリジナルなサービスを考え

来てくれたお客さんのリピート率を上げる。

 

そして、

集客を1つの媒体に頼らず

個人個人でも徹底するようにします。

 

当然、サロンとしても集客を考えなおす必要があるので

代表/オーナー、スタッフが協力しあって

何か始めると良いです。

 

・ホームページ作成
(その地域で検索した時に、1番最初に来るように。SEOを意識する)

・Twitter、Facebook、インスタなどを駆使

・ラインアットなどで、オトク情報など
(リピート率アップのため)

 

正直、

ホットペッパービューティなどを利用しなくても

集客に成功しているサロンも多くあります。

 

『価格を下げる』

以外で、考えてみましょう。

 

まとめ

・現状、美容室の増加などの影響で
ほとんどの地域で、価格競争に巻き込まれてしまう

・しかし、価格を下げるのは最終手段

・価格を下げたことにより、デメリットが多々ある

・価格以外で勝負する

 

という事になります。

 

とはいえ、本当に難しいんですけどね…。

 

ですが意外と

冷静に周りを観察してみると

逆に『値上げ』をしているサロンもあります。

 

値下げをしたサロンと比べると

おそらく、差が開くばかりです。

 

しっかり考え、上手くやっていきたいですね。

 

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では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!

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