こんにちは!コウキです。
今回は『アシスタントの練習モデルに、サロンの顧客はダメって普通?』という事についてお話していきます。
こちらは、美容師アシスタントさんからご質問頂いた内容になります。
美容師は、スタイリストになってお客様を担当できるようになるまで、ひたすら練習をします。
ウィッグ(練習用マネキン)で技術チェックが終わったら
実際に【人頭】での練習になるのですが…
当然、実際の人(モデル)が必要となります。
その際のモデルさんは
なぜ、サロンの顧客様ではダメなのか?
他のサロンはどうなのか?
それでは早速見ていきましょう。
顧客はダメって、どういう事?
アシスタントとして仕事をしていると
色々なお客様と仲が良くなります。
お客様から『早くスタイリストになってね!』と応援をして頂けることも多くあると思います。
その際に
『練習モデルって必要でしょ?協力するよ!』
『私の髪で良かったら、練習に使って!』
などと、声をかけて下さることもしばしば。
しかし、今回のご質問者様のサロンでは
すでにサロンにお客様として来て頂いている方は、練習不可(もしくは、練習した記録としてカウントされない)だそうです。
それは、普通のことなのか?
そのサロンがおかしい(厳しい)だけなのか?
このように不信に思う人、多いのではないでしょうか?
では、本題に入りましょう。
そのサロンがおかしい?他のサロンはどうなの?
実はこの問題ですが
多くのサロンで、『顧客はダメ』とされています。
なので、おかしい事ではありません。
どちらかというと『普通』という位置づけになってしまいます。
ちなみに、僕もそうでしたし
周りのスタイリストもそうだったらしいです。
練習モデルを見つけるのって、相当難しかったです。
(今はSNSなどが普及しているから正直、楽です。僕がアシスタントだった頃は街中でナンパみたいに声をかけて、ようやく見つかりました)
なので、そんな中
仲良くなってきたお客様が『協力する!』と言って下さったのは
本当に嬉しかったです。
しかし、
『既に来てくれている人はダメ』
と言われ、ショックだったのを覚えています。
『なんで?』『意味わかんない』
『いじめ?』
としか思えなかったです。(笑)
なぜ顧客はダメなのか?
では一体なぜ顧客様はダメなのか?
理由は簡単。
『売り上げ』と『集客面』が理由です。
まず、【売り上げ】に関しては
すでに来て頂いている方からは、お金を頂戴できます。
しかし、それが『お客』ではなく『練習モデル』となると
お金は頂戴できないのです。
その為、通常発生するであろう売り上げが発生しません。
普段お金を払って来て頂いている方に、あえて無料で施術をするわけですからね。
それと、【集客】に関しては
アシスタントが練習モデルとして、そのサロンの顧客以外の方をお店に連れてくると
生涯的に、そのサロンの顧客になる可能性があるからです。
そのアシスタントがスタイリストになってから
指名として来てくれるかもしれないし
練習モデルがきっかけで、そのサロンを知ってもらえて
次回から普通にサロンに来てもらえるかもしれません。
つまり、お店としては
アシスタントに集客活動をしてもらっているという事ですね。
それが顧客様であれば、すでに来て頂いているので集客になりません。
そのような理由があるのですね。
そして、『なぜ?』と理由を聞くと多くは
『○○(アシスタントの名前)がスタイリストになった時に、すぐに指名をもらう為』
と、あなたの為みたいに言いますが
それはハッキリと『ついで』です。
1番は、お店の売り上げと集客のためです。
『いじめ』とかではないよ
まぁ、ハッキリと言えることは
『いじめではないですよ』という事です。
どうしても…というか、僕も考えていたことですが
『スタイリストに上げてくれる気がないんじゃ…』
『いじわるされてる…』
『これってイジメ…?』
と、そんな考えがよぎってしまいますよね。
ですが、これは案外普通のことなんです。
正直、『所詮、売り上げかよ』と思ってしまいますが
これは、どうあがこうと仕方がないことなので、割り切るしかないです。
アシスタントの頃って、本当に立場が低くて辛い事ばっかりあります。
理不尽なこともあります。
しかし、同時に
売り上げとかサロン事情とか、分からない事や知らない事も多いです。
『アシスタントはアシスタントらしく』
なんて言葉は本当に嫌いですが
『アシスタントは、上手くサロンやスタイリストを利用すべき』
と思います。
全ては【自分のため】に
余計な事は考えず、自分の練習のことだけ考えて
一日でも早くスタイリストになった方がいいです。
スタイリストになってからは、ある程度自由にできますし
発言にも力がつきます。
『そんな事言うなら、このサロン辞めて他いくぞ』
くらいに言えます。
(スタイリストが辞められるのは、サロン側からしたら困る)
『先輩(スタイリスト)の時間を奪っちゃう…』
なんて余計なことは考えず、ガンガン利用してやりましょう!
まとめ
・多くのサロンで、練習モデルの『顧客はダメ』
・理由は【売り上げ】と【集客面】
・とにかくスタイリストやサロンを利用して、一日でも早くスタイリストになる!
という事になります。
こればっかりは、ダメなものはダメで
アシスタントが簡単にサロンのルールを変えることも難しいです。
つまり今は
『やるしかない』状況です。
これを乗り越えて、早く自分自身を発信できるようになってほしいです。
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では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!