【転職/サロン変更】美容師の求人で『給料(年収)』欄はウソをついている!?

美容師の求人の給料欄はウソ

こんにちは!コウキです。

今回は『美容師の求人の「給料」はウソをついている?』という事についてお話していきます。

 

こちらは、ご相談頂いた内容になります。

ご相談者様(美容師)は、現在の勤務する美容室を辞め

もっと条件の良いサロンを探しているそうです。

 

やはり重要視するのは「給料(年収)」ですが

求人ページの給与欄を鵜吞みにしてはいけません。

 

タイトルにもありますが

その給与通り…ではない可能性が高いからです。

 

では、どのようにして本当の給与を見極めればいいのか?

サロン選びのポイントは?

 

早速見ていきましょう。

給与欄はウソ?なぜなのか…

冒頭でもお伝えしましたが

美容師の求人の「給与」欄は、そのまま鵜吞みにしてはいけません。

 

待遇欄でも、特に「ウソ」をついている可能性が高いからです。

 

その他でも

・休日

・拘束時間

・保険などの待遇

・手当て

・昇給や入客などのシステム

 

についても、求人ページ通りではない場合もありますが

中でも「給与」は特にです。

 

それは一体なぜなのか?

理由は簡単です。

 

より多くの美容師に、そのサロンを見てもらいたい

そして決めてもらいたいからです。

 

求人に出しているということは

当然ながら、人材を欲しています。

 

そして、これも当然ですが

求人サイトなどに掲載するにも、コストはかかります。

 

つまり、なるべく早急に人材を確保したいと考えるサロンが多いです。

(どんどん店舗展開をする超大型サロンは、常に求人募集をしていますが)

 

そして、美容師がサロンを選ぶ1番のポイントとしては

やはり『給料』だからです。

 

求人ページを見ている段階で

『ここは給料が低いから論外』

だと思われたら、そのサロンは選ばれません。

 

つまり給料欄を盛らないと、人が入ってこないのですね。

 

そして、そのように他のサロンが給料欄の設定を高めにすると

どのサロンも高めに設定する必要があります。

 

そのため、各求人ページにあるような

「高給料」になるのですね。

 

でも、本当にウソなの?そのまま高給与の可能性は…?

もちろん、全てのサロンがウソをついているわけではありません。

 

…が、感覚的には

「全くウソをついていないサロン」は、1割くらいだと思っています。

 

つまり、求人サロンを10店舗見たら

9つがウソをついている計算になります。

 

うん…、そのくらいだと思いますね。本当に。

 

例えば、現在の給与から

いきなり大幅に給料が上がることは、まずありません。

 

1~2万くらいであれば、もしかしたら

入社月からいきなり上がる可能性はあります。

 

しかし5万以上、急に上がることはありません。

 

あ、これは

『正社員から正社員』の場合を言っています。

 

『正社員から業務委託』であれば、その可能性も全然あります。

(業務委託については、こちらの記事を

【美容師の働き方】今増えている業務委託の美容室って?

 

今の正社員の求人って

・入社月から最低月給30万!

・32万保証!

 

とか

 

・給与例(入社10ヵ月スタイリスト)→48万円

・給与例(入社2年目スタイリスト、月6日休み)→70万円

 

とか平気で載せてますよね。

 

まず前提として

美容師なんて、しょせん『数字』です。

 

『指名!』

『売り上げ!』

 

これらが自分の給料に反映されます。

 

それに、各サロンにより歩合は違いますので

たくさん指名がいて、売り上げがあっても

月30万円に満たない人なんて、たくさんいます。

 

もちろん、自分の指名がたくさんいて、売り上げが高ければ…

もちろん、自分のご指名のお客様がたくさんいて

売り上げも高ければ、「高歩合」「高給与」が期待できます。

 

しかし、それは

現在のサロンでも同じことですよね。

 

いきなり他のサロンに入って

現在の指名数を上回ることはありません。

(売り上げに関しては、単価が上がる可能性もあるので、上がるかもしれませんが)

 

…ということは、

やはり現在の給与を大幅に上回ることはありませんね。

 

むしろ、サロンが変わると

そっくりそのまま、お客様がついてきてくれるか…

自分で思っているより、はるかに難しい問題です。

 

『仲が良いから』

『信頼されているから』

このように思っていても、現実は厳しいです。

 

同じ最寄り駅でのサロン替えでも

ついてきてくれない場合なんて、珍しくありませんからね。

 

話は戻りますが

『正社員から正社員へのサロン変更で、いきなり給料が大幅に上がる可能性』

は、実は1つだけあります。

 

それは

『あなたの指名のお客様がたくさんいて、売り上げも高い』

これは前提です。

 

なおかつ

『現在のサロンの歩合が低い。もしくは歩合がない』

 

さらに

『次のサロンが、しっかりと歩合を考慮してくれる』

『次のサロンに、すでに高給料のスタイリストがいる』

 

このような条件が揃えば、いきなりの高給料が見込めます。

 

どれか1つでも欠けたら、いきなりの高給料は見込めません。

 

では、どのように

次のサロンを見極めればいいのか?

見ていきましょう。

 

では、どのように見極めればいいの?

求人ページだけ見て

『いきなり面接を申し込む』美容師も多いのですが

絶対に

『サロン見学』に行ったほうがいいです。

 

そして、そのサロン見学で

直接オーナーさんやら店長さんに、給与についての話を聞きましょう。

 

これは、面接時だとダメです。

絶対にサロン見学の時に聞く必要があります。

 

サロン見学のほうが、真剣に向き合ってくれますし

仕事において給料というのは、やはり最重要項目なので

見学時に質問することは、ごくごく普通です。

 

そしてそのサロン見学も、1つだけではなく

なるべく、たくさん行きましょう。

(最低3つ)

 

見学をする前の時点で、入りたいサロンの順位をつけていても良いですが

候補として上がっているサロン全てに行って、話を聞くのが確実です。

 

・求人ページに掲載されている給与例は本当か?

・改めて、最低給与は?歩合は?手当は?

・1番売り上げのある方は、どのくらい売り上げてる?
(場合によっては、給与テーブルを見せてくれる)

 

あとは、今後の給与に大きく反映する

・入客方法

・お客様の掛け持ち

・アシスタントの使い方

 

なども絶対に聞きましょう。

 

質問は多いほうが

『この人は、真剣に選んでくれてるな』

という印象になります。

 

また、最後にできたら

あなたがそのサロンに入った時の、月の『指名数』『指名売り上げ』を伝え

歩合などを計算してもらい、シミュレーションするといいです。

 

そして最終的には

各サロンに見学に行ったあなたが、そのサロンや人の印象を元に

『話に信頼できるか』

を考えましょう。

 

いくつか行けば

『このサロンは、やっぱり信頼できそうにないな』

というサロンが見つかります。

 

そうして失敗を避け、きちんと見極めれば

今よりは良い待遇になるはずです。

 

応援しています!

 

まとめ

・美容室の求人ページの「給与欄」は、基本的に多く盛っている

・それは、なるべく早く人材を確保するため

・中には、ウソをついていないサロンもあるが、ほんの1割くらい

・いきなり給与大幅に上がることはないが、多少なら全然ある

・サロン見学に行き、直接話を聞き、しっかりとした見極めが必要!

 

という事になります。

 

本当にサロン変更をするとなると、「給与」以外にも

「休日数」「保険などの待遇」も見極めなければいけませんから

大変ですよね…。

 

これらの確認不足、サロン側の虚偽が多いから

大半のサロンの離職率が高いのかもしれませんね…。

 

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では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!