こんにちは!コウキです。
今回は『ベテラン美容師の短所(デメリット)』についてお話していきます。
前回は『ベテラン美容師の長所(メリット)』を見ていきました。
やはり【経験値】があり【安心感】もある事がわかって頂けたかと思います。
しかし
『じゃあ、みんなベテラン美容師に担当してもらえば間違いない』
というワケでもありません。
ベテランにも短所があります。
今回は、そんなベテラン美容師を選ぶ(指名する)デメリットをお話していきますね!
それでは早速見ていきましょう。
コンテンツ
ベテランの【自信】がデメリットに?!
まず前回のお話にもある通り、
ベテラン美容師は自らの【経験】から、ある程度の【自信】があります。
確かにミスも少ないし、
臨機応変に対応できる技術も持っています。
しかし、
そんな【自信】が、時にデメリットとして働いてしまう場合があるのです。
詳しくは、後でお話するとして
他の短所は…
・若いお客さんと話が合わないかも
・成長を止めてしまっている人が多い
・新規のお客さん獲得の【気合い】が減少
・同じベテランでも、個人個人によって、かなり仕上がりの差が出る
これらの4点が短所です。
では、
最初の【自信】も含め、1つずつ見ていきましょう。
ベテランの【自信】がデメリットにもなる?!
ベテラン美容師は、経験豊富で、自分の技術に自信を持っています。
むしろ自信がなくて、
10年以上スタイリストを続けている人なんかいません。
しかし、その【自信】から、
自分の技術向上だったり
流行を気にする事などを
忘れてきてしまうのです。
もっと悪く言うと
【頭が固くなってきている】のです。
ヘアスタイルの流行の変化というのは、とても早いです。
流行に敏感になる事。
それはヘアでもファッションでも、共通します。
それらの流行の【鮮度】というのは、
若いスタイリストの方が上かもしれません。
ヘアスタイルを創る技術はあっても、流行りや旬なスタイルを知らない可能性もあります。
自らの経験から
『大体このスタイルは、この辺のポイントを抑えて、こう切れば大丈夫』
と思っていても、その年のスタイルによって微妙に流行の個性が違います。
その辺のポイントを抑える事も、
お客さんも含め、若いスタイリストは流行りのポイントをわかってあげれるんです。
全て、
自分の経験・引き出しから答えを求めてしまうのが、短所だと言えます。
若いお客さんと話が合わないかも
先程の流行の話でもある通り、
流行を気にせずにお客さんと接してしまったりするので、
若いお客さんとは話が合わないかもしれません。
・流行っている髪型
・ファッション
・芸能人
・食べ物
・娯楽…
美容師自身が、流行に敏感になっていないと、
どこか【古い】と感じさせてしまう可能性があります。
それどころか、
流行を抑えていないと【ダサい】と思われてしまいますし、
技術面に関しても、不安を与えてしまいます。
前回の長所の記事に、『安心感がある』
とお話しましたが…
それはあくまで、そのベテラン美容師自身の技術以外の
【その他の情報においての知識】がないと、
逆に不安に感じてしまいます。
成長を止めてしまっている人が多い
これも結構多いです。
自分の経験から、
自分は【できる】と思い込んでしまうんですね。
そして練習不足になってしまう…
ここでいう練習というのは、技術面だけではありません。
先程の流行の勉強もそうですが薬剤知識なんかも含まれます。
美容室で使う薬剤も、早いスピードで進化しています。
もちろん薬剤によって、使い方・効果も違います。
これらは経験で補える部分もあるのですが、
新しい薬剤の効果を100%引き出すには、
やはりその薬剤の勉強が必要です。
それらの勉強不足から、自らの成長を止めてしまっているんですね。
『美容師は常に成長』です。
…この言葉も、
誰もが【後輩には言っているハズ】ですが、自分も強く意識しなければいけない…
という事ですね。
特に、ベテランさんに
『もっと勉強した方が良いですよ』
なんて言う人いませんからね。
新規のお客さん獲得の【気合い】が減少
スタイリストになって年数が浅い頃は、1人でも指名を伸ばそうと、全力で努力します。
しかし、
ベテランになってくると、指名数とかを気にしなくなってきます。
年下スタイリストに譲ったり…
お店により、そのような調整は必要だったりしますが、
『このお客さんを、自分の指名にしたい!』
という想いがなく、
結果として、仕上がりに影響が出たりします。
想いの力というのは、本当に強くて、自分の気持ち次第では
自分の技術からして120%の仕上がりになる可能性もあれば、
70%くらいの仕上がりになってしまう場合もあります。
技術はあるのに、100%の仕上がりを出せない
可能性もあるという事ですね。
同じベテランでも、個人個人によって、かなり仕上がりの差が出る
以上の理由から【ベテラン】という、ひとくくりではなく
その美容師個人個人によって、出せる技術のバラつきがあります。
もちろん、良い技術はみんな持っていると思いますが
・頭の柔らかさ
・変な自信
・流行
・想い
これらが原因で、成長を止めてしまっているベテラン美容師は、
自分の技術を100%、仕上がりの結果として出せません。
100%伝わらないんです。
しかし、
常に成長を意識し続けているベテラン美容師は、
やはりとんでもなく【上手い】と言われています。
周りからの評価もとても良いですね。
個人個人によってバラつきがあり、
成長を止めてしまっている人の方が、残念ながら多いです。
『ベテラン美容師で失敗した…』
というケースも、やはりありますからね。
まとめ
・ベテランの【自信】がデメリットになる可能性もある
・流行、想い、柔軟性…
これら全てにおいて、自らの【成長】を止めてしまっている美容師は
持っている技術からの100%の仕上がりにならない
・ベテランになればなるほど、個人個人の差が大きくなる
という事になります。
ベテランといえど、それだけで安心…
というワケにはいかないんですね。
しっかりとプロフィールや、
その人のブログ・口コミなどを読んで判断する事も必要です。
もちろん、それだけでは判断しきれませんが…
後悔しない為に、やれる事はやった方が良いです。
さて次回は逆に、
若手スタイリストのメリット・デメリットをお話していきますね!
次の記事はこちらです
→若手美容師の長所(メリット)~ヤル気と流行りはお任せあれ!~
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→【カットや、その他の技術】その美容室で一番上手い人は店長なの?
→美容師のネット予約画面の『個人プロフィール(自己PR)』は適当?
では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!