美容師アシスタントの【カットモデル】の仕上がりは大丈夫か?

美容師アシスタント カットモデル

こんにちは!コウキです。

今回は『美容師アシスタントのカットモデルの【仕上がり】は大丈夫か?』という事についてお話していきます。

 

あなたは【カットモデル】をした事はありますか?

 

色々なモデル(練習の為の)がありますが、

中でもカットの場合は、ほぼほぼ無料でできるのが魅力的ですね。

 

しかし

施術する人は、まだ練習中のアシスタント…

仕上がりが少々不安ですね。

 

そこで今回は、カットモデルの仕上がりについてお話していきますね!

それでは早速見ていきましょう。

そもそも練習の為のモデルとは?

美容師アシスタントは、スタイリストになる為に

ウィッグ(練習用マネキン)だけでなく、実際に人間の髪でも練習します。

 

一旦、安心して頂きたいのは、

『いきなり人の髪で練習しない』

という事です。

 

まずは、ウィッグで練習し、ウィッグのテストに合格してから、

実際の人間…

つまりモデルを使った練習に入ります。

 

なので、超超超最低限の知識と技術はあります。

 

モデルはカットモデルのみならず、色々なモデルがあります。

・カラーモデル

・パーマモデル

・縮毛矯正モデル

・アイロン練習モデル

 

薬剤を使うモデルの場合は、薬剤の材料費だけかかる場合が多いですが

カットやアイロンだけのモデルは、材料費がかからないので

無料でできる場合がほとんどです。

 

ちなみに、かかる材料費は、そのお店によって異なりますが

大体1000~3000円くらいですかね。

 

意外と金額の幅が広いと思います。

 

モデルの仕上がりは…?

さて、本題ですね。

モデルの仕上がりは大丈夫か…?

 

まず、

アシスタントが超最低限の知識と技術を持っている点と

 

必ず、どのモデルでも、スタイリストがついて練習を見てくれている

カットの場合は、最後手直ししてくれる。

 

これらの点から

【大丈夫】と思っている人は多いです。

 

しかし、

残念ながら明らかに大丈夫じゃない場合も多いし、

実際にお金を払って美容室に行くクオリティより、はるかに劣ります。

 

これは間違いないです。

 

なぜなら、あくまで練習ですから、アシスタントがミスをして気付く…

ミスをさせて気付かせる…

 

というのも練習の1つだからです。

 

 

 

モデルさんには申し訳ないのですが、

そのアシスタントの練習の為には

失敗して成長させるんです。

 

だからこその【無料】だとか【材料費だけ】とかなんです。

『お金はいいから、失敗させて下さい!』

って言っているようなものです。

 

だってそのアシスタントが、スタイリストになって、

正規の金額をお客さんに頂くのに失敗はできませんから。

 

実際に失敗するケースもありますが、

実際の営業の中で、なるべく失敗を防ぐために、モデルさんを使って、たくさん失敗しておくのです。

 

モデルさんはお客さんではありませんからね。

 

ちなみに、

他のカラーやパーマのモデルは

後からの手直しはしません。

 

基本的に全部アシスタントに考えさせて、施術させます。

 

あまりにひどい場合…ダメージが酷くでそうな場合のみ、

練習中に口をはさみ、アドバイスします。

 

『これくらいの失敗なら…』

と、多少の【失敗しそう】くらいなら、

何も言わず、仕上がりを見て判断させます。

 

 

つまり、普通に美容室に行った…

という仕上がりは期待しない方が良いです。

 

文句も言えません。

 

だって、お客さんではなく、あくまで練習の為のモデルですから。

練習とは失敗して当たり前の世界です。

 

髪を切る、髪を染める…

という目的は果たせますが、その仕上がりが

気に入るかどうかは、正直期待はできません。

 

こういう言い方をするのは、本当に申し訳ないのですが

自分も含め、スタイリストはみんなこのモデル練習の道を通ってきていますからね…

 

モデル練習がなかったら、今の自分達はいないと思います。

もちろん、

今いるスタイリストも全員、モデル練習で失敗して成長しています。

 

絶対です。

 

あなた(モデルさん)に伝えたいのは

【仕上がりに期待しない事】です。

 

それを少し覚悟の上で、モデルをした方が良いです。

 

もし、

確実に気に入ったヘアスタイルにしたい場合や

髪のダメージをかなり気にしていて、痛ませたくない場合は

こういった【練習モデル】は引き受けない方がいいでしょう。

 

普通に美容室に行った方がいいです。

 

まとめ

・実際に人を使っての練習をするアシスタントは
ウィッグでのテストの合格をもらっているので、一応は超最低限の技術と知識を持っている

・カットの場合は、最後にきちんとスタイリストが手直しをする

・カラーやパーマなどの薬剤を使用する施術の場合は材料費がかかる

・あくまで【失敗】をさせる為の練習なので、失敗しても当たり前

・絶対に気に入ったヘアスタイルにしたい場合や、ダメージを特に気にしている場合は、練習モデルは引き受けない方がいい

 

という事になります。

 

練習モデルは、例え失敗しても文句は言えません。

 

半人前の美容師が、スタイリストになった時になるべく失敗しない為に、

練習モデルで失敗しておきますからね。

 

失敗がないなら、もう1人前のスタイリストになっているはずです。

 

だから正直、

『練習モデルの仕上がりは大丈夫か?』

といったら

大丈夫ではないです。

 

それを理解して、引き受けて下さいね!

もちろん、スタイリストの手直しはみんな精一杯やっていますが、

直すのも難しいくらいの仕上がりになる事もありますからね!

 

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では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!

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