こんにちは!コウキです。
今回は『シリコーンって結局どうなの?』の『後編』になります。
前回の続きで
『なぜ、パーマやカラーに影響が出てしまうといわれたのか?』
『シリコーンの効果や魅力』
についてお話していきたいと思います。
『前編』はこちらです
→【悪玉説】シリコーン(シリコン)って結局どうなの?~前編~
それでは早速見ていきましょう。
なぜ、パーマやカラーに影響が出てしまうといわれたのか?
これは前回の
『シリコーンは良くないという噂』というお話で【噓】とお伝えしました。
基本的には影響はでません。
実は、むしろ
【パーマやカラーの際に、シリコーンによる感触向上が効果的に働き、カラーのモチが良くなる】
という説もあります。
ただし、これも一部例外があります。
前回、
『石油みたいなシリコーンを過剰に使っている物もある』とお伝えし、
『石油を塗る』という例えを思い出してほしいのですが、
髪に石油を塗った状態で、水分や薬剤がきちんと内部に浸透していくと思いますか?
なんとなく
油が水分や薬剤を弾きそうですよね?
実際、『価格が安くてあまりにも艶が出てしっとりするシャンプーは気を付けて!』
と言いましたが、理由は
それをずっと使っていて、きちんと洗い流されていないと
やはりカラーの染まりムラ、パーマもかかりムラ
になったりします。
強力過ぎるコーティングが邪魔をしているんですよね。
ちなみに、
このコーティングを壊す薬剤も別で出ているくらいです。
余談ですが、これには
・薬剤のメーカーさん
・美容室に商品や情報を届けてくれるディーラーさん(材料屋)
・美容師
も困っていて、
例えば…
先程の強力な石油シリコン(例えです)を使っているお客様に
美容師がカラーをして染まらなかったorムラになってしまった。
そしたら
➜お客様は美容師にクレームを言う。
➜美容師は材料屋に「あのカラー剤染まらなかった」とクレームを言う。
➜材料屋はメーカーに「染まらなかったらしいです」とクレームを言う。
こんなことが1件ならまだしも
何件もあったら信頼関係がどんどん崩れてしまいますよね?
それを恐れて
『パーマやカラーに影響が出る』
なんて噂が流れたり、
それならシリコーンが入っていない【ノンシリコンシャンプー】なんて流行らせたわけですよね。
それで
【ノンシリコンシャンプー】が、どんどん世に出てきて
【シリコーン入りシャンプー】が悪者!
なんて噂が勝手に一人歩きしちゃっただけです。
ノンシリコンシャンプーについてはこちら
話は戻りますが、
パーマやカラーに影響は出ません。
くどいようですが、
安くてあまりにも艶が出てしっとりする物は気を付けて下さい。
(商品名は出せず、すみません…)
シリコーンの本当の効果・魅力
シリコーンは、とても素晴らしい成分です。
ダメージ毛や絡まりやすい髪質の方には必須です。
髪を洗っている最中のきしみや摩擦を抑え、
すすぎ時の指通りの良さも、なめらかにします。
枝毛やダメージ等で
【バサバサ】【ギシギシ】の状態の髪にも艶を出してくれます。
シリコーンの一番の特徴は、やはり
『髪になめらかさを与える点』です。
間違いなく髪の毛を守ってくれます。
まとめ
・『シリコン』ではなく正確には『シリコーン』
・安全性の高い成分
・シリコーンに、まつわる悪い噂は基本的には全部噓
(ほんの一部だけ例外あり)
・髪の毛になめらかさを与え、毛髪を守ってくれる必須な成分
・シリコーンにも種類があり、安くてあまりにも艶が出てしっとりする商品は石油系の強力なシリコンが入っているので要注意
という事になります。
つまり
『シリコーン』は間違いなく必須な、とても良い成分です。
なので、誤解されるのが可哀想です。
軽く話に出てきた【ノンシリコンシャンプー】については
次の記事でお話していきます!
【ノンシリコンシャンプー】も特性があって
【シリコーン入りシャンプー】とは効果が違うので面白いですよ!
ちなみに、おすすめのノンシリコンシャンプーはこちら
→【オーガニックシャンプーラブロ】敏感肌や赤ちゃんの全身洗いにおすすめ!
オイリー肌の方におすすめのノンシリコンシャンプーはこちら
→【ノンシリコンシャンプー】アスロングですっきり!噂の効果は本当?
今回の内容の関連記事はこちらです
→美容師は、やっぱり【美容室専売品】のシャンプーとか使ってるの?
→髪を伸ばすシャンプーってあるの?【早く髪を伸ばしたいんだけど…】
→【とりあえずコレ】現役美容師が個人的にオススメするシャンプー5選
では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!