【国家試験合格】美容専門学校を卒業後、とりあえず他の業種に就くのはアリ?

美容学校卒業後に違う仕事に就く

こんにちは!コウキです。

今回は『美容専門学校を卒業後、とりあえず他の業種に就くのはアリ?』という事についてお話していきます。

 

こちらは、美容学生さんから頂いたご相談になります。

意外と多くの美容学生の方が、このようなお悩みをもたれていると思い記事にさせて頂きました。

 

国家試験に合格(もしくは不合格)し、美容学校を卒業して

そのまま美容師になるのではなく

1度、他の仕事をする…という事ですね。

 

それはアリなのか?ナシなのか?

そのような人はいるのか?

その後、美容師になれるのか?

また、なぜそのような考えになるのか…

 

色々とお話させて頂きます。

それでは早速見ていきましょう。

1度、他の仕事に就くのはアリ?

美容学校を卒業し、他の仕事に就くこと自体はアリだと思います。

 

ただし、やはりちょっと「もったいない」気がします。

せっかく2年間(通常であれば)、美容師になるために大変な想いをして勉強したのに

スタートをしないのは、もったいないです。

 

スタートラインにも立たない状態ですね。

 

それに、学費も安くはありません。

むしろ美容専門学校の学費は高いです。

大体の方が、ご両親に学費を出してもらっているのが現状ですよね。

 

その事も考えると、よっぽどの理由がない限りは

簡単に「他の仕事に就く」とは言えないと思います。

 

・他に本当にやりたい事ができた

・美容学校に行き、美容師の大変さがわかった(まだ始まってないけど)

・素直に挫折した

 

これらが主な理由になると思いますが

いずれにせよ1度他の業種に就いてから、その後に美容師を始めるのは

相当苦労すると思います。

 

他の業種からの美容師は、本当に大変!

1度他の業種を経験してからの美容師は、本当に大変で超苦労すると思います。

理由は、下記の通りです。

 

・同期が年下になり、先輩が同い年(もしくは年下)になる

・給料が下がる(待遇も悪くなる)

・美容師としての寿命が短くなる

・多少のブランクがでる

・国家試験に不合格の場合は、受けるところからのスタートになる

 

では、1つずつ見ていきましょう。

 

同期が年下になり、先輩が同い年(もしくは年下)になる

1度他の業種をしている分、美容室に就職してからの

同期や先輩などの年齢がズレます。

 

もちろん、美容学校の段階で年齢が違う場合もありますが

多くの場合は、高校を卒業してそのまま美容学校へ進学しますね。

 

例えば2年、他の仕事をしたとします。

すると、美容師になってからの同期は

あなたの年齢の2~3つ下になります。

 

あなたと同い年や一個下の年齢の人が

あなたの先輩になります。

 

もちろん社会に出てからの年齢なんて

そこまで気にすることはないのですが、この段階だと

あなたもまだ若いので、その環境に耐えられますか?

 

給料が下がる(待遇も悪くなる)

美容師はそもそも給料が低く、待遇が悪いです。

他の仕事からの美容師だと、まず間違いなく給料は減ります。

 

また、休みも減ります。

仕事後の自由な時間もなくなります。

(練習をするため)

 

自由に使えるお金も減ります。

(ウィッグやハサミを買わなくてはいけないため)

 

どうでしょうか?

頑張れそうですか?

 

美容師としての寿命が短くなる

美容師としての寿命は短いです。

もちろん、スタイリストとしての寿命はもっと短くなります。

 

簡単に言うと、1年でも早く長く美容師をしていた方が

色々と有利になるのです。

 

他の仕事をしている間にも、ライバル美容師たちは

美容師をしているのです。

 

多少のブランクがでる

美容学校で身につくレベルの技術は、サロンに入社してからは使えません。

 

それでも、2年間学んだことに

少しはブランクが出ます。

 

再スタートとなると、上手くいかないことや忘れてしまっていることも出てくると思います。

 

国家試験に不合格の場合は、受けるところからのスタートになる

国家試験に合格していればいいのですが

不合格だった場合、国家試験に通るところからのスタートになります。

 

国家試験の勉強や練習もしなくてはいけませんし

サロンに勤務しながらの場合は、そこでも技術練習もあります。

 

相当ハードな生活になることは目にみえていますね。

 

このように、美容師になる前に他の仕事をする人はいる?

美容師になる前に他の仕事をする人は、意外とたくさんいます。

 

しかし、その後に美容師をする人は少ないです。

美容師になったとしても、続ける人はもっと少ないです。

 

それは上記で述べた理由があるからです。

 

『絶対に美容師としてやっていく』

『どんな事があっても諦めない』

『苦労することは覚悟の上』

 

という、強い意志がないと続かないです。

 

参考までに、自分の美容学校のころの友人で

美容師をする前に、他の仕事を始めた人は大勢います。

 

しかしその後に美容師になった人は少ないです。

その中から、現在も美容師をしている人は1人しか知りません。

 

なぜ、そのような考えになるのか?

なぜ、せっかく国家試験を受けて美容学校を卒業しているのに

他の業種に就くことを考えるのか?

 

前半でも軽くお伝えしましたが

 

・他に本当にやりたい事ができた

・美容学校に行き、美容師の大変さがわかった(まだ始まってないけど)

・素直に挫折した

 

これらが主な理由ですね。

しかし、本当にそうでしょうか?

 

『本当にやりたい事ができた』って、忙しい美容学校生活の中で

そんなもの見つけれるでしょうか?

 

美容学校での授業、たとえば『メイク』や『ネイル』や『着付け』などの仕事ならわかります。

しかし、そうではないのが大半です。

 

その裏にあるのが

『美容師は大変そう』という想いです。

 

そこから、無理矢理にでも

『美容師以外の選択』を探していたはずです。

 

もちろん何をするかは自由です。

現実として、美容師はハードです。

 

体力的なこともそうですが、精神的にも、金銭的にも、待遇的にも

かなりキツイです。

 

一言厳しいことを言うとすれば

『1度他の仕事をしてからの美容師は無理だと思うよ』

という事です。

 

逆に

『1度美容師をしてからの他の仕事に転職する』

は良いと思います。

 

まずはベースを他の仕事におくのではなく

美容師において、その上で何かを見つける。

これがベターだと思っています。

 

まとめ

・1度他の仕事を経験すること「自体は」アリ

・しかし、その後美容師に戻るのは相当ハード
(自分だったら無理)

・逆に、1度美容師を経験してからの転職の方がいいかも

 

という事になります。

 

最初にも言いましたが

卒業後、他の仕事をすること自体はアリです。

 

美容学校を卒業したからと言って

一生美容師をしなければいけない縛りはありません。

 

やりたい事が変わることも全然あります。

 

しかしせっかくなら、まずは美容師をやるのがいいんじゃない?

とも思います。

 

今の気持ちだけではなく、少し先のあなたの姿や

その周りの環境も考えて決めて下さいね。

 

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では今回も最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!!